「カシマさん」の立場に立って、撃退方法を考えてみた。【後編】
みなさんどうも。ぽむです。
この記事は、前回の記事の続きとなる後編とです。
前回の記事をまだ見てないよ!という方は
こちらを先にご覧ください。
前回は、カシマさんのことについてご紹介しましたね。
カシマさんへの知識も少しは深まっていただけたら幸いです。
今回は、いよいよカシマさんと戦っていきます。
ただ今までにないほどカシマさんは倒しづらい。
なんせ情報が少ないのに、呪文がありすぎる。
私はどうやって独自法で倒したらいいんだ・・・!
そんな私は、ピンチヒッターを呼ぶことにしました。
ピンチヒッターはこの人。
お久しぶりのしのちゃんです。
ちなみに、しのちゃんの初登場回はこちら。
アニメ界の闇について同志と語らってみた。 - 女子大学生が日々奮闘したりしなかったりするやつ。
気になる方はぜひ。
私は思いました。
コイツなら、その低すぎる精神年齢ゆえに
とんでも策を出してくれるかもしれない・・・。
電話して用件を言ったところ
嫌々ながらも付き合ってくれるみたいです。
とりあえず、内容としては一番多かった「夢の中」を想定してすることに。
私がしのちゃんにカシマさんのことを一通り説明したところで
しのちゃんが一言。
しの「いや思ったんだけどさ、夢に出てくるなら寝なきゃいいんじゃね?」
ぽむ「寝ないのは無理だろw人間ぞww」
まあでも、呪文を覚えきるまでの時間稼ぎとして寝ないのは、正直アリだわ。
でもいつかは寝ないといけないし・・・。
う~~ん
私が考え込んでいると、ひとつの案が浮かびました。
ぽむ「ねえ。カシマさんに質問される前に、こっちからめっちゃ煽って質問を聞かないってのはどうよ。」
つまり
カシマさんからの質問をちゃんと聞いて、それから何かしらの回答、もしくは対応を見せないとこちらには攻撃はしかけてこないのではないか。
と思ったのです。
そうすると
しの「いや、そんなん問答無用で答えなかったものとみなされて、ズドンですよ。」
ん~~~確かに。
・・・いや待てよ。
ぽむ「私思うんだけどさ、妖怪ってハンターと同じじゃね?」
しの「は?急になに言ってんだ、おめえ。」
めちゃくちゃ食いつきが悪すぎる。
こええよおい。
おいおい
頭おかしいやつみたいな扱いされたぞ。
しばく。
分からなかった方に説明すると
私が言いたいのはこういうこと。
まず、ハンターっていうのは、漫画「ハンター×ハンター」のことで
ハンター×ハンターには、「制約と誓約」というものがあります。
「制約と誓約」を簡単に説明しますと
”より強い力を得るために、自分に縛りを設けること”なんですね。
つまり!
妖怪も同じような感じで・・・
妖怪になって人を襲うのに、何かしらの縛りがあるんじゃないかと。
そう思ったわけなんです。
例えば
口裂け女は「アタシ、キレイ?」と最初に尋ねますよね。
それにうまいこと答えられなかった人を殺す、と。
ひきこさんなら必ず「引きずる」ことで、殺した人間を自らの世界に連れて行きますよね。
しかも、いずれも見られた人しか殺すことはしません。
そういう風に、都市伝説で出てくる妖怪って
何かしらの”縛り”みたいなのがあって
それをクリアしないことには人を襲えないんじゃないかと。
それが、カシマさんにとっての”質問”なのではないか。
私はそう思ったのです。
でもしのちゃんは納得がいかないようで
しの「いやいやそんなものに囚われて生きてないって。妖怪になるのに、そんな縛りねえって。」
でも私も食い下がる。
ぽむ「ばっか、彼女たちは元は人間ぞ?人間が妖怪になるのが、そんなに簡単なことだと思うか?」
すると、少しええ声でしのちゃんが言うのだ。
しの「いや、私には分かる。」
なんだこいつうううう
なんか悟りを開きだしたぞ。
ぽむ「おいおい・・・妖怪評論家であらせられる”しの先生”には、妖怪たちの気持ちが分かるとでもいうのか?」
しの「ああ。私が妖怪評論家になってかれこれ30分ほどだが、分かったぞ。」
つ、強いなこいつ・・・。
いいだろうそれならば。
ぽむ「じゃあ、しのちゃんがカシマさんになったとして、さっきの方法で試してみようや。」
しの「えっ」
「妖怪・カシマさん」ならぬ
「妖怪・シノさん」
ここに誕生。
しの「てめえなんてこと言い出すんだ。こら。」
おうおう怖い怖い。
でも、我ながら名案。
2人いれば、どちらかが妖怪役でシミュレーションできる。
これが、2人で考える利点だなあ。
とりあえず
シノさんでシミュレーションしてみることに。
ぽむ「じゃあ行くよ・・・スタート!」
しの「ピーンポーン。」
えっチャイムからなの?
カシマさん・・・いや、シノさんは、人を襲うのにわざわざチャイム押してくるの?
どういうことなの?
ぽむ「・・・(一体なにを欲しがるつもりなんだ・・・。)」
私は期待と、不安でいっぱいでした。
しゃべり始めたら、とりあえず質問攻めで煽ってやろうと思っておりました。
でも、こいつがどんな感じで来るのかわからない不安が、湧き上がってくるのです。
カシマさんなら「足いるか?」
とたずねて来る第一声。
シノさんはどうくるのか・・・。
私が固唾を飲んで待っていると
ようやくシノさんが一言。
シノさん「コミュ力は、いるか?」
ふぁっ!!?
ぽむ「ちょっ・・・wwww」
ぽむ・しの「「wwwwwwwwww」」
コミュ力欲しいのかよシノさん・・・。
ていうか、それゴンさんじゃねえか。
(※ゴンさんとは、ハンター×ハンターの主人公であるゴンが、「制約と誓約」により覚醒した姿のこと。)
ちなみに本家はこんなやつ。
似てますよね。
実はさっきのイラストはしのちゃんに任せたんだけど。
とんでもないやつ出てきた。
やっぱ絵がうめえ。
でもゴンさんじゃなくて、シノさんで頼むわぼけ。
ちょっと・・・いやかなり面白かった。
気を取り直してテイク2をすることに。
シノさん「ピーンポーン」
やはりシノさんはチャイムから、らしい。
シノさん「足いるk「えっ?なんだって?」
言い切る前に、煽らせてもらおう。
ぽむ「あっちゃー、声小さくて聞こえないやあ~。声小さいし、そんなんじゃちゃんと伝わりませんよお~?あれ?なんか怯えてません?大丈夫ですって~そのうち伝わりますって~。あ、でも、まず人と上手にお話出来ないんじゃ無理かあ~あっちゃー!」
全力で煽る。
ただただひたすら、煽る。(使命感)
だが、それ以降シノさんは話しかけてこない。
ん??どうしたんだ??
しの「私がカシマさんを実体験してみて分かったことがある。」
ん???なんだ???
ぽむ「なんだ、言ってみろ。」
すると、またもやちょっとええ声で。
(※使いまわしお許しを。)
しの「お前がクズだってこと。」
えっ
なんでや、私はただ撃退しようとしただけなのに・・・。
しの「お前が言ったとおり、カシマさんはもともと人間だ。そんな彼女にそんな態度で接してみろ。・・・めちゃくちゃ可哀相じゃねえの。」
こいつ・・・
カシマさんに加担してやがる・・・。
ぽむ「おいおい・・・まさかお前、妖怪サイドの人間か?」
しの「そうだ・・・たった今から、私はカシマさんの味方だ。」
なんと!
こいつは妖怪サイドに寝返ってしまったというのか。
てか、どんだけ感情移入してカシマさんを演じてくれたんだよ・・・。
しの「そんな私から素敵なお知らせだ。・・・お前のその煽る力には、さすがのカシマさんもお手上げだ。」
まじか。
てことは、これで勝利したということでいいのか。
えっ?いいの???
いやでも、全身全霊を持ってカシマさんを演じたしのちゃんが言うんだ。
これは勝利でいいだろう。
てなわけで、カシマさんを倒すには
カシマさんに質問される前に、全力で、煽る。
と助かります。
そんなしのちゃん
本当にカシマさんに感情移入してしまったらしく
しの「お前に煽られてたとき、心の中でずっとカシマさんと相談してたよ。」
ぽむ「相談?どんな感じの?」
そう聞くと、数分黙り込んでしまいました。
しばらくすると、しのちゃんから画像が送られてきました。
それがこちら。
しの「こんな感じでだよ。(怒)」
しのちゃんとカシマさん、相当怒ってらっしゃったみたいだ・・・。
いやはや、申し訳ございませんでした。
(※ちなみに画像は、web漫画「ポプテピピック」のコラ画像)
何はともあれ、無事カシマさんを撃退することに成功。
みなさんも、カシマさんの話を聞いてしまい
夢の中や家の中などで出会ってしまったときには
この記事を参考にしてみてください。
では今回はこのへんで。
ではまた。
P.S. この方法は、必ず妖怪にだけ使ってくださいね。友達に間違って使ってしまうと、お友達が確実に減ります。お気をつけて。